巴 トリスケル 13
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)
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さて、ムクティナートは私が初めてヒマラヤを訪れた時、
ヒマラヤの師から声をかけられたところです。
真ん中に私が座っているのがわかるかしら?
最初に教わったのが、
高所での歩き方でした。
当初、「なぜ、そんな声が聞こえるのか、
なぜそんなことを教えるのか」
不思議でなりませんでした。
しかし、その教えは必ず次の日に必要になるのです。
翌日、私は予定外にグル・サンポの洞窟まで上がることになり、
当時の私だったら通常の状態では上がりきることができなかった場所にまで、
その歩き方を使ってたどり着くことができたのです。
それからも、ヒマラヤに来ると様々なアドバイスをしてくれます。
そして、そのアドバイスに従っていると、
次々に新たな扉が開かれ、
こうして毎年2回もヒマラヤを訪れる幸運な日々を送ることができる様になりました。
だから、ムクティナートは私にとって師に出会った大切な場所なのです。
この地に座れば師匠との息吹を感じることができ、
懐に包まれる感じがするのです。
あらゆるものに対する愛おしさを味あわせてもらったのもここです。
今回新たに連れて行ってもらった場所があります。
「パドマサンバヴァが滞在した跡があるから、
明日の朝、ヤンジに連れて行ってもらいなさい」
年長のアニさんに言われて、
翌日の早朝、さらに上のその場所に連れて行ってもらいました。
早朝のこの地の空気は、身体を刺す様に冷たいのですが、
しばらくすると汗が滲み始めます。
立ち止まって 大きく呼吸すると冷たい冷気が口から身体の中に入って来て、
この寒暖差が意識と身体を分けていく様な感じがするのです。
さらに上がっていくと空気がさらに薄くなって来て、
今度は意識とエネルギー体が分かれていく様な感じがするのです。
だからちょっと負荷をかけることは私にとって
内なる冒険なのです。
さて、これがパドマサンバヴァが煮炊きしたと言われる竃です。
当時と同じように火をつけ、ヤンジが採って来た低木のジュニパーの葉を燃やします。
煙とともに途端に辺り一帯ジュニパーの香ばしい香りが広がります。
360度山に囲まれ、人の姿はありません。
ヤンジが持って来たルンタをつける作業をお手伝いしていると、
時間感覚がなくなり、
おそらく数千年も前からほとんど手をつけられていないエネルギーが
ジワジワと足元から上がって来る感じがします。
そんな場所を私が気に入らないはずがなく、
「私を置いて先に帰って」
とお願いして、
座り心地の良さそうな石を見つけ、
自分の呼吸の音しか聞こえない時間を味わいます。
そうしていると、
自分が身体の中にいるのか
身体の外にいるのか
自分が上にいるのか
自分が下にいるのか
自分が存在するのか
自分が存在しないのか
曖昧になってきます。
身体はの感覚はなくなり、
自分がエネルギーであることを実感します。
私のエネルギーは土地のエネルギーと一体になり、
大いなる大地と一体になります。
力強く鼓動するこの地のリズムは
地球が生命体であることを
再確認させてくれるとともに、
この生命体をまるで命などないものの様に扱ってはいけないことを
思い出させてくれます。