イシスの息吹

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ヒマラヤまんまる人間開示の巻 21

  
 
 
ジョムソンに到着し、久しぶりのシャワーと洗顔。
 
しかし、お湯はぬるかった[E:weep]
 
シャワーからお湯を出すと届くまでの距離が長くなり さらにぬるくなるので、
 
高さ1メートルほどのカランの下にしゃがみ込んで少しでも暖を取ろうとするワタクシ。
 
それでも久しぶりのシャワーは夢のように気持ちが良いものです。
 
 
 
 
ジョムソンのホテルはアッパームスタンの行きも帰りも途中も必ず立ち寄るので、
 
ジョムソンの政治的な人間関係や親族関係がだんだんとわかってきて、
 
そして、その背景には信仰があったりして、
 
何だか面白いです。
 
間違い無く言えるのは、『タカリ族』のお料理は美味しいということ!
 
タカリ族は昔、チベットからの岩塩の交易で財をなされた方が多く、
 
国境が閉鎖された後も、
 
持ち前の商売の才覚によってビジネスで成功されている方が多いようです。
 
 
 
ここは、
 
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ダウラギリと
 
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ニルギリ
 
両方の美しい朝の顔を見ることができます。
 
 
 
そして、ジョムソンの朝はプロペラ機の音によって表情が変わります。
 
6時ごろプロペラ機の音がすれば、
 
村に朝の活気が生まれます。
 
ポカラへ戻る人たちが小さな空港へ向かい、
 
そして、早朝の便でポカラから人がやってきます。
 
全てお天気次第。
 
ジョムソンの天気が良くてもポカラがダメだったり、
 
晴れていても風が強かったり、
 
だから、
 
「飛んだよ」
 
という言葉で朝の空気がさらに明るくなったりします。
 
朝ごはんは、
 
熱々のチベタンブレッドと半熟の目玉焼きに秘密の赤い粉をかけたものと、
 
マサラチャイ。
 
ここのチベタンブレッドは甘くて香ばしくお菓子のようです。
 
 
 
朝、マノチさんから電話が入り、
 
(ということはナウリコットの電話が通じたということ!
 
がけ崩れで石灰が電気系統をダメにしたので、
 
ナウリコットの電気も電話も通じなかったのです。)
 
蒸留したオイルを届けに来てくれるとのこと。
 
私がローマンタンに行っている間も、
 
とても熱心に蒸留してくださったようです。
 
川の方に降りて、
 
バスに乗れたらそれに乗ってくるとのこと。
 
移動が綱渡りです。
 
 
 
ご飯の後、
 
皆様の寄付の一部を、
 
ヒマラヤンチルドレンホームに届けに行きます。
 
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先日伺った時に、
 
何かお役に立てることはないかどうか伺ったところ、
 
ソーラー発電システムが必要とのことなので、
 
その費用800ドルを寄付させていただきました。
 
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2800メートルの高地にありながらここには暖房もありません。
 
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勉強するあかりも満足に供給されていません。
 
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朝5時に起きて9時に寝るまで、
 
休む暇なく学校の勉強、チベッドゴの勉強、ボン教の勉強、
 
アッパームスタンの歴史の勉強をする子供達は、
 
とても礼儀正しく素直です。
 
一番年上の17歳の女の子の夢は
 
ソーシャルワーカーになってこのような施設で働くことだそうです。
 
皆様のお気持ちをしっかりと届けさせていただきました。
 
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以下メッセージです。

 
「ここは、面倒を見てくれる人がいなかったり、貧乏で教育を受けさせてもらえない子どもたちを預かって教育を受けさせる施設です。
援助してくれる人たちのお金で運営しています。6歳から17歳までの子どもが親元を離れてここで勉強しています。

子どもたちの将来の為に、この様な施設を運営しています。ありがとうございます。」