宝珠の香り Guru Rinpoche year 20
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)
聖なる胎内である水の洞窟からの再誕の後は景色の見え方が違います。
色合いが鮮やかに感じるのです。
ダウラギリからみる
ニルギリもいつもとは一味違って見えます。
本当に清々しく山を降りましたが、
ナウリコットのマノチさんのお家に帰ると、
何だかいつもと違う雰囲気。
ママさんとビルさんの表情は固く、
二人とも目を合わせません。
あたりにもアストラルの重い空気がたちこめています。
お風呂から出てきても、皆で暖炉の前にいても暗い感じ。
「何でそんなに暗いの?」
と聞いてみると、
その辺り一帯の方が未だ信じている
ブラックマジック的なエネルギーの連鎖が起きているのです。
アストラルの世界は、人の想念がとても大きな影響を及ぼします。
その事をビルさんに説明するも、
お夕食の席でもさらに暗い感じ。
目も合わせずネパール語でしか会話しないビルさんの作り出す雰囲気に、
業を煮やしたワタクシは、
一緒にお夕食をいただいていたアルジュンさんとビルさんに、
滔々とアストラルの世界は自分の想念が作り出す事をお話しして、
このブラックマジック的な連鎖の想念を断ち切るように申し上げました。
長年その様な思考にエネルギーを注ぎ込んできたものが、
実際の現象として現れるのはおかしなことではありませんが、
恐怖心がさらにそこにエネルギーを注ぎ込んでいることは
自覚しなければなりません。
シッキムからやってきたラマさんが
さらにネガティブな予言をし、
人々の恐怖はさらに増している様子。
このような精妙なエネルギーの宿る環境にありながらも、
生々しく存在するアストラル的な現象に
本当に力が抜けてしまいます。
しかし、部屋に戻るとそのエネルギーは私の中にも
もちろん内在しているものだということに気づき、
(外のに現れる現象は全て自らの中にあるものを投影しているものに過ぎない)
その現象にオロオロする方々を見てイラっとすること自体、
自分の中にもそれがあるからだと自覚し、
夜中にYEメソッドを。
「どうして、イラっとするの?」
「だって、それがさらにアストラルの世界にエネルギーを注ぎ込んできるでしょ?」
「そうだよね わかるわかる。
でも、どうしてそんなにイラっとするの?」
「あっ、そうか自分の根底にある恐怖を刺激されたからだ」
「そうだよね。 どんな恐怖なの?」
「待って、見てみる」
と言って恐怖を見ていくと、
それはお腹に穴が開いて動けなくなりそうな恐怖でした。
グルサンポのイニシエーションが水のイニシエーションであるならば、
これは火のイニシエーション。
恐れを認め、火で焼き尽くさねばなりません。
そして、全ての自我は、
徹底的に本質が統制を取らなければならないのです。
修正するのに夜中までかかりました。
全ては内なる恐怖を外に映し出したものですが、
それをこの地で行うと、
動くエネルギーが大きいので迫力があります。
久しぶりに怖かったです。
ただのエネルギースポットとは違い、
太古から続くエネルギーが今も生き続け、
自らを試される場所です。
「カツオってサザエさんの弟だよね?」
「そうそう」
みたいな感じで、違う領域の世界の話が当たり前になされます。
人々が積み上げてきたアストラルの領域も
人の生死に影響を及ぼすほどパワフルです。
しかし、それを包み込むさらに精妙なエネルギーの領域も存在しています。
自分の状態がどの領域にあり、
自分はどの様な傾向にあるのか、
こうした現象を交えてご指導を受けることのできる
素晴らしい修行の場である事を再認識しました。