イシスの息吹

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帰ってきて、本当に体がいつもの感じと違うので、カードを引いてみると 「無」のカードだった。

『「隙間のなかに」在ると、方向を見失い、怖くなることすらあります。しがみつくものはなにひとつなく、方向感覚もなく、この先にどのような選択と可能性が待ち受けているのか、そのヒントすらつかめません。しかし、宇宙が創造される以前から存在していたのは、まさに純粋な潜在能力という、この状態だったのです。今あなたにできることは、この無のなかへとリラックスしていくことだけです……言葉と言葉のあいだにある、この沈黙のなかへと落ちること……出ていく息と入ってくる息の中間にある、この隙間を見守ることです。そして、その体験の空っぽの瞬間を、ひとつひとつ大切にしましょう。』

変な感じのまま、渋谷の街に行った。 消防自動車が走り続け、ヘリコプターがバリバリと音を立てて旋回している。 セッション後にいつも食料を買って帰る東急本店に行くと、道路は通行止めになり、デパートの入り口にあるテレビのモニターは黒山の人だかりになっていた。 少し先にある温泉施設が爆発して死者も出たという。 デパートからは数百メートル先の話。 見たこともない数の消防車。見たこともない様式の消防車。 東京に帰ってきた実感がまだ馴染んでいない上に、この状態。 しかし、こんなにも都会の真ん中で、こんなにも住宅が密集した場所で、なぜ温泉を掘らなければいけなかったのかは どうしても解らなかった。 大きな自然に抱かれた場所から帰ったからこそ実感できるが、自然を甘く見てはいないだろうか? 地球は、きっと一回の身震いで私たちを振り落としてしまうくらいの大きなエネルギーを持ち そんなに大きな存在だからこそ、忍耐強く私たちのやることを見守り続けてくれているような気がする。 でも、いつまで見守り続けてくれるのだろう?

まず、自分が自然の一部であること。 繋がっていること。 そんなことを再確認させられた旅だったことが、土地を離れ 時間を経るごとにジワジワと伝わってくる。

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