時間の感覚
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太陽と月を見たあと、部屋に戻った途端に倒れこむ私。
ふと気がつくと、ノックする音がして
「あと5分で出発。」との事。
大急ぎでパッキングして車に乗り込む。
おしゃべりが難しいほど体が変。
エルフードのホテルまで移動の間、覚えていないほどです。
ホテルに着いた途端に、倒れこみその日一日中寝ている。
夜になって、岡本先生のお友達のミュージシャンたちがライヴをしてくれるというので、
フラフラしながら見に行く。
ついた時には気がつかなかったけれども、何とも素敵なホテルです。
ちょっとリゾートっぽい。
ライヴは、何だかとても自由な感じで
誰かがドラムをたたき始めると、次々にそれに乗って行き、
タバコが吸いたくなるとスルッと抜けてタバコ吸いに行ったり、
知らないうちに誰かが帰っていったり、
ボーっとする頭で、
「この自由な感じは何だろう?」
しかし、体に流れてくるリズムは生命力にあふれて、
「あぁ、何だか人間は生き物なのだ。」
と納得し、私もスルスルとその場を抜けてきた。
翌日は、マラケシュまで約12時間かけて帰る予定。
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そして、向こう岸でも車が渋滞しているし、こちら側でも渋滞。
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子どもたちは、アジアの顔の私たちを見て、不思議そう。
写真を撮るというと、女の子たちはサーっといなくなる。
「どうせ、渋滞しているなら。オーリブオイルの工場に行こう。」ということで、歩いて数分の工場へ向かう。
上の丸い石臼が工場の内部なのだが、工場と言っても石作りのおうちの小さなお部屋の中にこの大きな石臼があるのみ。
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誰も、イライラしていないのが素敵。
その日、朝9時にホテルを出てマラケシュのホテルに着いたのは夜の10時半でした。
自然と共に生きるというのは、こういうことなのだ。
と、いつも時間に追われてクルクル生活している私ですら
この時間の流れが当たり前になっている。(具合が悪くなったおかげかもね。)
とのかく、ここの自然とエネルギーと時間の流れに私の体も心もエネルギーも少なからず、いや大きな影響を受けている事は確かです。