イシスの息吹

since 2014-06-27 / Copyright 2014. 山本ユキAll Rights Reserved. ブログ・イシスの息吹及び裏・イシスの息吹の内容を許可なく転載・転用することを禁じます ブログのリンクはその限りではありません

インドのリトリート14

その中で、

どの位経ったのかも わからないけれども、

瞑想の終わりを告げる鐘の音がほんの微かに聞こえてきて、

戻らなくてはならない という意識がどこかに聞こえてくる。

戻る事に抵抗する何かがあるのだけれども、

すでに電柱ほどの太さの銀色に光る弾力あるコードを伝わって引っ張る何かがある。

なんと立派なコードだろう!

と感動する私。

この物質界にはない感触。

ちょっと光る大蛇みたいだなぁ。 と思いながら、

肉体の場に辿り着く。

今のは「何だったのだろう?」と暫く放心状態が続く。

その状態は、東京に帰ってきてからも続いていた。

(直帰。

東京に帰ってきたことを家族以外に内緒にしてひきこもってずっと座っていた。

「帰りに香港に寄って美味しいものと買い物だ。」と思っていた私はどこへ?)

喋りたくもなく、何もしたくなく、ただそこにありたいだけだった。

私は、遠隔ヒーリングの時に肉体を離れたり、たまに違う場所の様子を見に行ったりと、

幽体離脱のようなことはしているのだけれども、

全くの別物だった。

何もなかった。

『死』

という言葉が一番近いのかもしれない。

私は、おそらく何かを期待して生きていたのだろう。

思考の部分を使えば

おそらく、全能の神が「待っていたよ。」と両手を広げて私を迎えてくれるような。

ハリーウィンストンの宝石や魔法の王国が待っているような、

小さいころに絵本で見たような世界を。

しかし、それは

期待どおりでもなく、思考の対象になるものでもなかった。

山本ユキ ハンズオンヒーリング・チネイザン・エネルギーの学校 HP