ヒマラヤ 宝珠を納める旅 16
ジョムソンの雄大な景色に後ろ髪を引かれながら、
次なる場所に出発です。
ジープが迎えに来てくれて、
またもやガタガタ道を進みます。
お約束のように川の中をジャブジャブと豪快に通り抜け、
進みます。
途中の村である僧院に立ち寄りました。
村の一番見晴らしの良い所にその僧院は建っています。
その村、何だかスッキリしているのです。
大きなマニ車を通り過ぎると、
見晴らしが良いのだから階段を登らねばなりません・・・
人影がありません。
しかし、
可愛いちびっ子僧が顔を出してくれました。
「ちょっと、待っていて。」
と言うと、中から鍵を持って来て、
お堂(?)を開けてくれました。
可愛いでしょ?
中に入ってお参りしていると、
私のスマホを見て、
「ゲーム入っている?」
と、聞いているそうです。(byビルさん)
「うん。」
といって、ゲームを開いてあげると、
「どうするの?」
と、聞くので教えてあげると、
あっという間に私より上手になってしまいます。
座り込んで一心不乱にゲームをするちびっ子僧。
後から入って来たサドゥに白い目で見られてます。
(いいのかしら?)
遊びたい年頃だものね。
甥っ子と同い年と聞いて、ついつい甘くなる私です。
しかし、お兄さん格の僧が入って来てたしなめられ、
残念そうにスマホを返してくれました。
厳しい生活の中で修行に来て、
毎日厳しい生活を営んでいるであろうちびっ子達。
ここで体験する一つ一つの事が、
私の今までの固定観念を一つ一つ壊していきます。
同じ地球、同じ時間が本当に存在しているのだろうか?
と、考えずにいられません。
何が一番良いか。
と言う事に簡単に出せる答えはありませんが、
非常に深い部分が揺り動かされる時間です。