イシスの息吹

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サバトから沖縄へ 番外編

私の日常は、
個人セッションやクラスも続行中なのですが、
ここでちょっと、
昨年の4月からクラスに通って下さっている方のお話をしたいと思います。
 
彼女は、東北の奥深くから来てくれています。
ご自宅から新幹線の駅まで4時間。
車で山を二つ越えます。
だから、朝いらっしゃるには、朝2時に起きるそうです。
お家には、小さなお子さまが二人。
ご両親とご主人と暮らしていらっしゃいます。
お仕事は看護師さんです。
私のクラスは、
資格が出るわけでも、全国的に有名なわけでもありません。
だから、家を空けるとき、
ご家族に説明するのも、皆さん難しいと思うのです。
それでも、彼女は通ってきてくれています。
必ず、前か後に個人セッションも受けています。
自分が何をしているか説明する為に、
ご主人もセッションに連れてきてくれた事もあります。
セッションを受けるには、一泊しなければいけません。
毎月、まる2日家を開けて、
ご両親やご主人にお子さんのお世話を頼むのは
本当に大変な事だと思います。
 
クラスが始まった当初、
彼女が、
「私は、エネルギーがわからないんです。」
と、言ったとき、
「わからない。
という言葉をまず使わない様にして。」
と、言った記憶があります。
クラスに来てくれる人の中には、
元々、
「見える。」
「感じる。」
と、敏感な人も居ます。
でも彼女は、正直に、
「わかりません。」
と言えるし、元々能力が開いていたわけではありません。
 
ただただ、
コツコツと通ってくれていました。
大きな深いやけどをして、座る事さえままならない時にも、
来てくれました。
その時も、常識ではあり得ない治癒力が彼女に働きました。
そして、この3月のセッションの時、
彼女に自分のハートに手を当ててもらいました。
すると、
「それ」
は起こったのです。
尽きる事のないエネルギーがハートに流れ込みました。
私も彼女も、
「こうしよう。」
という意図はありませんでした。
しかし、『恩寵』は私たちの意図しないところで起こるのです。
ただただ、涙しながら帰った彼女は、
翌日のクラスにやってきた時、
目が腫れていました。
あれからずっと、何かを見たり感じたりすると、
涙が溢れてくるそうです。
見ると、コンコンと彼女のハートからエネルギーが溢れています。
 
ここ最近、確信するのは、
「神さまは、見ている。」
という事です。
彼女の、
「時間やお金や労力、資格、他者の目など、
考えずにただ「何か」を知りたいという思いで、
ただただ純粋な思いに突き動かされて通う。」
という、一見理解されにくいし、実行できない行為。
もしも、私が彼女の立場だったら、
これが出来たかどうか。
 
神さまは、子どものような純真さで向かい合ってくるものには、
惜しげなく、その光を注いで下さいます。
 
「ただ、幼子のように純粋であれ。」
エスも確か言っていましたね。
 
目の前で、「それ」は起こりました。