隠岐島 1
11月末に隠岐島を訪れてから、
半月足らずで再訪するとは、
大阪から帰ってくるまで思いもしませんでした。
大阪から帰った翌日から、
固形のものが食べられなくなり、
何をしても一向に変化がないのですが、
時期を見ると今隠岐にいかないと、
駄目なタイミング。
どうにか日程を開けてもらって、
航空券と宿を予約したのですが、
「この状態で行かれるの?」
と、自分も周りも不安でいっぱい。
しかし、まぎれもなくこのタイミングで行くように言われるので、
どこか楽観する部分もありましたが、
前回持っていった石を取りにいかれる状態でもなく、
どうしたものかと、思案していると、
「隠岐のものを使うように。」
と、ご指導が入り、
すぐに、隠岐島で黒曜石を扱っていらっしゃる八幡さんに
ご連絡すると、
一度お目にかかっただけにも関わらず、
隠岐島の石のご説明と、
石を数種集めて下さる事をご快諾していただき、
私のからだの状態と相反して、
物事はスルスルと決まって行くのです。
早朝に家を出て羽田に辿り着き、
飛行機に乗るまでは、
本当にからだと荷物を気力で引きずるようだったのですが、
出雲空港に到着して、
外に出てみると、
呼吸をする毎に内臓が解放されていくのです。
そこから乗り換えて、隠岐島に到着すると、
さらに何事もなかったように、
からだがスッキリと回復しています。
「ただいま〜!」
ホテルに荷物を預けて、
外に出てふとタクシーを見ると、
先日、ご案内くださった宮本さん!
嬉しくなって、早速乗り込み、
前回行かなかった方の
黒曜石が取れる海岸と
国分寺に行って頂く事にしました。
隠岐島の海岸で黒曜石が取れる所は二カ所なのですが、
既に数も少なくなっているとの事。
「あるかなぁ。」
と言いながら、車を降りて一緒に探して下さいます。
誰もいません。
だからでしょうか。
あちこちに黒曜石が、
宮本さん曰く、
「駄目だ、ここのものよりも久見のほうが質が良い。」
そして、お兄様の所に久見の大きいのがあるから
もらってあげる。
と、仰り
帰り道、お兄様のお家に寄って、
こんなに大きいのを頂いてしまいました。
手前の小さいものが、海岸で拾ったもの。
それでも拳サイズです。
後ろの大きいものはお兄様からいただいたもの。
これ、子どもの頭くらいあります。
頂いてよいのでしょうか?