ヒマラヤ 宝珠を納める旅 34
遥か下に流れる川。
パドマサンババは、どのような気持ちで、
この眼下に広がる景色を見下ろしたのでしょうか?
時間という直線的な存在が揺らぎ、
一瞬にしてその時と交流が生まれる様な
そんな、不思議な体験です。
静かに、エネルギーが変化するのに任せます。
さらに委ねるように言われます。
此の洞窟に広がるエネルギーが融合していきます。
インフィニティの形にエネルギーが登っていきます。
鳥になり、
上から此の地を見下ろします。
そして、反対側にあるニルギリの上まで移動します。
さらにその下にあるゲートに入ります。
中に入ると、
私の上にある珠について聞かれます。
その珠は、エネルギーを変容させる時に使います。
そして、私の魂の珠のように感じるのです。
いつもそれは身体の外に感じていましたが、
それを身体の中に入れるように言われます。
そして、
その珠から呼吸するように言われます。
すると、非常にパワフルなエネルギーが、
身体の隅々まで満ちあふれます。
そして、
「それを、手放せるか?」
と聞かれます。
既に私は、身に余る体験の数々に、
「此の場で死んでも本望です。」
と、思っていますから、
「勿論です。」
と、差し出します。
すると、
その方は、
更に大きな存在のところにその珠を持っていきます。
大きな存在は、
その珠に祝福を送ってくれます。
そして、
私の頭上に戻してくれました。
そして、此の珠を先ほどのように身体の中に入れるように、
此の状態で生きるように。
自分の使命を遂行するように。
と、言われます。
いつでも、ここに戻ってこられるように。
と、新たな手印を教わります。