古文の美しさ
次女が NHKの女性アナウンサーの講演会で 源氏物語の桐壺を朗読した。
講演者の加賀美さんは、父がニュースを読んでいたときにコンビを組んでいた人で、その声は当時と変わらず、子宮の中に包み込まれるような優しい響きがあり 目を閉じると数十年前にテレビで見ていた映像が浮かび上がってきた。
当時は、7時のニュースしか見せてもらえず「あー つまらない。」と思っていたけれども、父や加賀美さんの声に包まれて育ってきたことは幸せなことだったんだな~ と今になって思った。
加賀美さんの源氏の朗読は素晴らしく まったく興味のなかった世界だが
「なんて素敵な言葉の流れが日本には存在したのだろう。」
と感じ、いつまでもその世界に浸っていたいと思った。
加賀美さんがと娘が同じステージに立って朗読しているしている姿は 何だかとても感慨深く胸が熱くなった。
娘達には本当に沢山のプレゼントをもらっているなぁ~
「私が手をかけないで娘たちが自分の力で育ってきたのが良かったのかもね。」
と思う今日この頃です。