ヒマラヤ 宝珠を納める旅 2
早朝、ビルさんがお迎えに来てくれて、
ポカラへ出発です。
カトマンズの国内線は、
より一層心許ない感じ。。。
沢山のおさるさんが通路を行き来しています。
しかし、小ザルの可愛さと言ったら!
国内線では、男女のチェックの入口が違います。
それぞれ、男性は男性に。
女性は女性にチェックしてもらいます。
そして、プロペラ機でポカラへ出発。
「右側に坐ると、山がよく見えますよ。」
と、ビルさんが教えてくれます。
見応えのある山々がありすぎて、
名前を覚えきれません!
あっという間にポカラ到着。
30分乗ったでしょうか?
空港に降りたった途端に、
目の前にアンナプルナの美しい稜線。
アンナプルナは、
ヒマラヤの中央東西に渡って50kmに渡って連なる山脈です。
サンスクリット語で「豊穣の女神」。
第一峰8091m、
第二峰7937m、
第三峰7555m、
第四峰7525m、
美しすぎるっ!
どこにいっても、すぐさまドライバーの方がお迎え下さり、
すぐに、シャングリラホテルに。
ホテルのプールサイド横のテラスでネパールティをいただきながら、
アンナプルナの中で一番大好きな、
マチャプチャレを正面に。
こんなシアワセがあって良いのだろうか!
本当に豊かさが全細胞を満たし、
滴り落ちるかの様に感じます。
ビルさんが、
実は代々続く僧侶の家系で、
僧侶職にもついていらっしゃる事。
oshoのコミュニティで瞑想をしていた事や、
話等、
尽きる事なくお話し下さいます。
こちらに来る際に、
ガイドは、用意してあります。
と、上から言われていたので、
「見えないガイド? 人間のガイド?」
と、思っていたのですが、
実際に人間としての登場です。
どこかで、上の声を
「本当かしら?」
と、思うパーセンテージが上回りそうになるときもありますが、
こうして、
上は物質的な形でのサポートも示して下さいます。
沖縄の師匠と知り合ってからは、
上の世界と下の世界が、
ここに同時に存在している事実を
日々教えてもらえている事に感謝を感じずにいられません。
人は、自分を物質的な存在と思い込み、
目の前に見える事実だけを頼りに生きています。
しかし、その背景にエネルギー的な自己や
その自己さらに大きなものと結びついている事を忘れて生きています。
それこそが事実であるにも関わらずです。
全体を見ようとはせず、
一部だけを見ているせいで、
「何かが足りない。」
と、常に焦燥感を感じているのです。
その焦燥感を満たす為に、
恋、お金、力、名声を欲しますが、
いざ、それを手に入れてみた所で、
自分が満たされているかどうか。
世の「成功者」と言われている人を見てみれば分かります。
更に欲していかなければならないからこそ、
現代のような社会構造が成り立っているのでしょう。
持つものは自分の使い切れないほどのあらゆるものを、
飽きる事なく搾取し続け、
持たざるものを切り捨てていきます。