イシスの息吹

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2015-01-01から1年間の記事一覧

タカルポ(白馬)に乗って 45

洗った薬草はニマさんの家に持ち帰り、 毒抜きです。 皮と真ん中の芯を取っていきます。 手慣れたニマさんと、 初心者の私。 芯を抜くのはなかなか大変で、 親指の爪の間が裂けていきます。 そこに灰汁が入り込んで、 暫く痛みと灰汁の色が残りました。 これ…

タカルポ(白馬)に乗って 44

今の時期収穫する薬草は、根ものが多く、 土を掘り起こすと、 予期せぬものも出てきます。 アンモナイトや貝殻。 「本当だったのね〜」 この地はかつて海の中だったことを 物語の中の話のように聞いていましたが、 実際にそれを自分で探し当てる事が出来ると…

タカルポ(白馬)に乗って 43

前回教えていただいた薬草学の復習もしなければなりません。 ニマさんが翻訳しながら教えて下さったのですが、 少しのニュアンスでも伝わり方が変わってしまうので、 難しいです。 一番最短のコースを歩みたい私と、 ニュアンスをゆったりと説明したいニマさ…

タカルポ(白馬)に乗って 42

大雪! あっという間に、辺り一面真っ白。 ムクティナートに向う人は誰もいないし、 寺院にも人影はありません。 しかし、 ご指示通りに水を汲み、 聖地を廻っていきます。 馬方さんは、ニマさんから私がエッセンスを作ると聞いていたのか、 手際よく、付き…

タカルポ(白馬)に乗って 41

さてさて、ムクティナートに向けて出発。 途中、ニマさんのご親戚と大荷物も乗り込み、 ジープはパンパン。 にぎやかな道中です。 またムクティナートに戻れて本当に幸せです。 今回は、ジョムソンの宿でプロパンガスを調達して持ってきたので、 蒸留するこ…

タカルポ(白馬)に乗って 40

バスは結局、ジョムソンまでは帰らずに、 カグベニ途中で下ろされ、 ガイドさんたちは、慌てて次なる手段を探します。 私たちは、ここでお昼をいただき、 ジョムソンまではジープで移動。 手配がつかず歩かれる方もいらしたようです。 ようやく夕方近くにジ…

タカルポ(白馬)に乗って 39

夢のようなローマンタンの日々。 しかし、 厳しい環境ではあります。 宿にやってくる方々は、 ボロ雑巾のように ヘロヘロに なって到着される方が多く、 発熱だったり、胃腸不良だったり、咳が止まらなかったり、 高山病だったり、 食堂でご飯が一緒になるの…

タカルポ(白馬)に乗って 38

電気がないので、 日が沈むと懐中電灯の生活です。 故に、早々に床につくので、 瞑想のゴールデンタイムの2時には、 ぱっちりと目が醒めます。 漆黒の闇の中、 静かに周波数を上げていくと、 向こう側へ続く扉はとてもスムーズに開かれます。 この「とき」…

タカルポ(白馬)に乗って 37

夢心地でタカルポに乗り、 帰路につきます。 周波数は少しのぶれもなく安定し、 あちらの世界を映し出してくれます。 ローマンタンに戻り、 ビルさんに如何に素晴らしかったかをご報告。 沖縄の師匠にお土産を買いにいくも、 凄いテンションです。 ローマン…

富士山のマグマ

数年前に 人気のない人穴神社の洞窟に行った際に、 偶然にお目にかかって以来のお付き合いをさせていただいている、 角行さんの教えを大切に紡いでいる方々の 富士山開山祭。 富士山の麓での開山と東京での開山祭があり、 先日は東京の方のお祭に、 クラスの…

タカルポ(白馬)に乗って 36

ふと、人の気配を感じ、 気がつくとニマさんが立っています。 あっという間に2時間も経っていたようです。 ゆっくりと、 もう一度景色を堪能します。 お名残惜しく、 赤岩の山を下りて、 河原を下り、 パパさんが待っている所に向います。 向こうの世界で伺…

タカルポ(白馬)に乗って 35

ずっと来たかったローマンタン。 私が住んでいる東京では、 数年前の事は、過去のものとして忘れ去られ、 どんどん新しいものに取り替えられていきます。 ここでは、 数千年前に存在したシャンシュン王国の息吹が未だ感じられる地が残り、 向こう側の世界へ…

タカルポ(白馬)に乗って 34

圧倒される周波数。 暫く座りましょう。 ニマさんも、 私がどこに行っても1人になりたいのがよくわかってくれていて、 気がつくとパパさんと一緒に下に降りていかれていました。 目の前に続く世界。 座っていると、 やがて物質世界と周波数の高い世界の調整…

タカルポ(白馬)に乗って 33

河原だったであろう道を遡り、 登れるところまで馬で崖の中を入っていきます。 タカルポを下りるようパパさんに指示され、 そこからは歩いて登っていきます。 モロモロした岩場は足下が悪く、 パパさんが岩をどけたり手をひいてくれたりしながら登っていきま…

タカルポ(白馬)に乗って 32

ローマンタンに到着した時の天気予報ではずっと大雪のはずでしたが、 素晴らしい晴天が続きます。 タカルポに乗って移動するのは本当に気持ちがよいのです。 毎日タカルポにお世話になっていると、 タカルポの体温を感じて、 呼吸と身体のリズムを沿わせて、…

タカルポ(白馬)に乗って 31

さて、宿に帰るとダワトマのヘアスタイルが おだんごヘアではなくなっています。 「あっ!髪洗ったでしょ?」 と、尋ねると頷くダワトマ。 「いいな!いいな!」 と、しつこく言ってみても、 クールなダワトマはうっすら笑うだけ。 髪を洗うには、綺麗な水を…

タカルポ(白馬)に乗って 30

朝食はダワトマのチベタンブレッド。 お願いすると、 まず、粉をコーヒーカップでざっと入れてこね始めます。 この斜めになっている下駄のような板を上手に使って成形。 かなり高い温度の油で揚げます。 すぐにこんがりとしたきつね色になります。 これを半…

タカルポ(白馬)に乗って 29

美しい夜明け。 360度美しい光景が繰り広げられるので、 どこを見て良いのか分かりません。 ここには独特のエネルギーがあります。 ただ、山が美しいとかそういった単純なものではない、 人間が立ち入ってはいけないような、 触れてはいけないような、 邪…

タカルポ(白馬)に乗って 28

電気が通っていないので、 充電する時は、村のチェックポストに行きます。 ムスタンの全容模型や、 雪豹の写真が飾ってあります。 村の人たちは寒いので、日向に集まっています。 おばあさん達は、糸紡ぎ。 のどかです。 乗ってきたバス発見。 あんなにぎゅ…

タカルポ(白馬)に乗って 27

帰り道もタカルポに乗って絶景の中を移動します。 朝はこんなに残っていた雪も、 帰りには、だいぶとけています。 これはゴンパの跡。 こうした遺跡がいくつも見られます。 ローマンタンに帰った後は、 昨日は雪で見られなかった村を歩きます。 「どうして、…

タカルポ(白馬)に乗って 26

いうまでもなく、素晴らしいエネルギーです。 本当にクリア。 小さな洞窟の穴から見える景色と6チャクラの周波数がすぐに溶け合い、 その周波数の中に委ねていきます。 光のラインが全ての存在の中に到達していて、 私のラインを手に取り読んでみます。 ブル…

タカルポ(白馬)に乗って 25

いくつかの村を通り抜け、 馬に乗るお尻がやや痛くなってきた頃、到着。 馬を下りて、洞窟まで歩きます。 歩いていると、途中で年配の女性が近づいてきます。 彼女は洞窟に入る為のチケットを売る人。 いくつも穴が。 この木の階段を上って入口まで登ります…

タカルポ(白馬)に乗って 24

散歩から戻ってくると、 ママさんが食堂のお掃除をしています。 簡素な宿ながら、朝はママさんがしっかりと水をまいてお掃除し、 お香をたかれます。 この宿は、パパさん、ママさん、20歳のダワトマの3人が働いていますが、 オーナーは別にいらっしゃると…

タカルポ(白馬)に乗って 23

我が儘ばかりな私は、上からもご注意を受け、 甚く反省するのでした。 そして、夜明け。 あんなにも陰鬱だった景色は一変。 3日間降り続くはずだった雪はなく、 息が止まる程の美しい景色が窓の外に広がっていました。 居ても立ってもいられなくなり、 外に…

タカルポ(白馬)に乗って 22

雪はますます強くなり、 視界が悪くなります。 3時近くにようやくローマンタンに到着。 灰色の陰鬱な雰囲気。 バスを降りるも寒くて暗くて、 こんな青空はどこにもありません。 バス停の目の前の悲しい建物に入るビルさんとニマさん。 「ここに泊まるの?」…

タカルポ(白馬)に乗って 21

積み上げられた荷物。 ギュウギュウ詰めの車内。 いろんな感覚 (トイレに行きたい、寒い、痛い 、お腹もすいてきたなどなど) が麻痺してきた頃、 川の中に白い何かを発見。 テントです。 ここでお昼ご飯。 と、トイレ休憩。 (勿論、フリートイレ。 しかし…

タカルポ(白馬)に乗って 20

4時起きで、トラック改造バスを待ちます。 まだ、満天の星が輝き極寒。 しかし、バスは到着せず。 本当に来るのかしら? 寒さと不安の中で過ごす1時間。 静かな空間の中に突如轟音と共に、 ボロボロのバスがやってきます。 その様子は、あの世からのお迎え…

タカルポ(白馬)に乗って 19

今回はローマンタンに行く事がメインなのですが、 今年は、ローマンタンも雪が深く、 行き着く間での道路も寸断されている状況です。 ローマンタンは、1991年までは入域制限があり 外国人旅行者は立ち入る事が出来ませんでした。 1992年からは特別入…

タカルポ(白馬)に乗って 18

この日はジャルコット泊。 ニマさんに紹介された宿に。 他に泊まり客はなく、 高校生位の可愛い女の子が食事の給仕をしてくれます。 よその村から働きにきているとの事。 本当に静かで美しい村。 夕食の時には、ニマさんがお願いしたお薬を持ってきてくれま…

タカルポ(白馬)に乗って 17

さて、翌日は雪崩で道路が寸断されていた道が開通したとの事で、 ジャルコットまで上がります。 道路を走ってみると、 雪崩で寸断された道路は、 まだ、その生々しさを残したままで、 車は、 その下にあるお家の畑(?)庭(?)を 蛇行して走るようになって…